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2012年4月17日火曜日

サイド攻撃の意識付け:4:4+2


こんにちは。zakiです。
スペインではリーガエスパニョーラも終盤になり、かなり面白い試合が多くなってきています。また、子供たちのリーグも勝ち点計算がされるようになってきており、この世代からそんなことを考えながら試合するのかと驚きを隠せません。


さて、今回ご紹介するのは『サイドへの展開』を意識させるトレーニングです。コレは日本にいる時も町田高ケ坂FCの子供たちに実践したものです。それを年齢と技術力を考慮して今の子供達用に再編成しました。
FW側にはゴールする前に必ずサイドの深い位置にボールを運ばなければならないように設計しており、サイドをいかに早く攻略し、ゴールを目指すかが目標となってきます。

このトレーニングは、ボールを奪取した際にスグにピッチを広く使い、サイドへボールを運ぶ事を自動化させるために行ったトレーニングです。
コレは我々の基本プレーモデルを強化する目的に作成しました。




<目的>
・ボール奪取後、すぐにサイドへの展開を意識付けすること
・ボール奪取後、どちらのサイドを攻撃するかチームとして判断すること


<オーガナイズ>
・50m×30mの少しい大きめのコート(目的は切替時のサイド攻撃の意識付けのため)
・ゴールを2つ+コートの四方に7m×7mの四角を設置
・3対3+2人のフリーマン


<説明>
・基本的には4:4+2のゲーム
→ボール奪取後、ゴールするには、必ず攻撃方向の両サイドにある四角にボールを運ばなければならない。


<設定>
・攻撃側は必ず攻撃方向の両サイドの四角にボールを運ばなければならない。
・フリーマンもゴール可能



<オプション>
・タッチ制限
・スリーマンの数
・自陣の四角にもボールを運ぶという条件もあり(ただその際は、トレーニング目的が変わることになる)




2012年4月7日土曜日

アップ:3:3:3

さて、また1週間飛ばしてしまいましたね。申し訳ありません。
ちょいとサッカーに関係する短期の仕事をしておりました。

その仕事に関連して、今回はスペインのトッププロが練習しているトレーニングで我々のチームで採用できそうなものを紹介したいと思います。
ということで今回は、アップで行われるロンド(ボール回し)を紹介したいと思います。

以下のようなビブスを3色使いボール回しをすることをトリコロールと読んでいます。



<目的>
・事前の準備(特に味方の位置の認識と身体の向き)
・短いパスの精度(正確さ、強度)、狭い中でのコントロール
・攻守の切り替え

<オーガナイズ>
(年齢、レベルに寄ってかなり大きく違うようになりますが、今回はハイレベルを想定します。)
・1つのボックスを20m☓5mで3つ並べる。
・各ボックスに各ビブスを1人ずつの3:3:3。

<説明>
・3色のビブスで2チームが攻撃、1チームが守備の6:3のボール回し。また、各ボックスに各ビブス1人ずつでボックス内は1:1:1が成立する。
→攻撃側:15本ボールを回したら、1点。タッチ制限はトレーニング強度に寄って異なる。
→守備側:ボール保持で交代。弾いたり、触っただけでの交代はなし。ボール保持後、すぐにロンドを再開。

<設定>
・状況に応じてタッチ制限

<オプション>
・年齢やスキルによってオーガナイズの幅を設定。
・タッチ数の制限(オーガナイズの幅、トレーニング強度に依存)