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2012年2月25日土曜日

ポゼッション:4:3+1

さて、最初のトレーニング公開です。
今回ご紹介するのは、『攻守の切り替え』に重点を置きながらも、ボールポゼッション、味方を早く見つけること、も同時にトレーニングするものです。
このトレーニングは、2試合連続で攻守(特に攻→守)の切り替えが遅さが原因で失点をする場面が起こったので、取り組むことにしたものです。

この練習は、『攻守の切り替え』と言う試合から導きだされた課題と、我々の基本プレーモデルのサイドに早く広くということも意識させるように作成しました。

<4:3+1  攻守の切り替え+サイドチェンジ>

<目的>
・攻守の切り替え
・ボールを奪ったらすぐに味方を早く見つけて逆サイドに展開


<オーガナイズ>
・ペナルティー幅に2つのボックスを配置
・4人の攻撃 vs 3人の守備(1人は別のボックス) + フリーマン

<説明>
・片方のボックスにて4+1:2でボール回し
  →攻撃側:10本パスを回す or 5本以上回した後、ゴールを決めれば得点(上記②)
  →守備側:ボールを奪った後、すぐに逆サイドの選手にパスをし、ゴールを決めれば得点(守備側は全員攻撃参加)。その際、攻撃側は陣地内は全員で守備。陣地外は2名だけ守備が出来る。(上記①)

<設定>
・ボール回しの際は3タッチ以内
・守備側が奪った際は、5秒以内にゴールを目指す

2012年2月23日木曜日

2011-2012シーズンのチーム

さて、早速2011-2012シーズンの私の所属するチームの紹介と、トレーニングを公開するにあたっての普遍的な前提を書いていきたいと思います。

チーム名:Alboraya(地元の町クラブ、10-11歳カテゴリーのAlevin-Aはダノンカップスペイン代表)
カテゴリ:Benjamin-D(8-9歳のカテゴリーの9歳のチーム、Dは上から4番目のレベル)
人数  :10名(スペインでは11歳以下のリーグ戦は全て7人制)
練習日 :週に月、水の2日 + 土日のどちらかにリーグ戦
練習時間:1時間30分(前後に他のチームのトレーニングがあるので、必ずこの時間)

基本フォーメーション:1-2-3-1
監督  :Luis(レベルⅡを取得中)

基本プレーモデル
ボールを動かしながら両サイドを早く広く使う

上記のような前提を基に我々は毎週練習を行っています。
また、選手のポジション特性は以下になります。
GK         :2人
DF+MF :4人
MF+FW:4人

このようなチームでリーグを戦っております。

また、この子供たち日本の子供のように素直ではありませんw
監督が話していても自分の話をするし、練習中に座り込んでしまうしと、かなりの強敵です。そんな愛らしい子供たちとのトレーニングをこれから公開していきたいと思います。

どうぞ宜しくお願い致します。

-追記-
スペインではリーグ戦を子供でも戦っているので、この要素の他に相手のフォーメーションや、相手のプレーモデルも練習に関係してきます。
下記忘れていたので、追記しておきます。


2012年2月22日水曜日

初めまして

皆様、初めましてzakiです。
現在、スペインはバレンシアにてプロのサッカーの監督を目指し、勉強をしております。
こちらに来てそれほど時間は立っておりませんが、地元のチームに所属し、9歳のチームの第2監督としてリーグを戦っております。

そこで、私が彼らに行ったトレーニングを体系的にまとめていきたいと考えていたのですが、どうもノートにまとめているだけだと滞りがちになるので、ブログという形で公開することを選択しました。それによって、自分にプレッシャーを与え、そして皆様がトレーニングを考える際に少しでもお役に立てればと思います。

ただ、注意していただきたいのは我々の行なっているトレーニングは我々のチームの選手、状態を前提に行なっているので、これから公開するトレーニングをそのまま取り入れれば何か変わるということは絶対にありません。次回投稿にて我々のチームの前提を記述いたしますが、各チームでそれが異なればトレーニングの設定、強度が変わることを前提とさせて下さい。
次回の投稿で、我々のチームの現状等の前提を書かせて頂き、その後トレーニングを公開していきます。

これから末永くお付き合いいただければと思います。