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2013年1月5日土曜日

4対4対4 ボールポゼッションからフィニッシュ

明けましておめでとうございます。

今年もできる限りトレーニング案をUPしていきたいと思います。
ただ、コレはあくまで案であって、このまま皆様のチームで練習されても上手くいくのは見た目だけということを注意して下さい。トレーニングは各チームによってカスタマイズしなければなりません。
このブログが皆様のチームのトレーニングに何か役に立てばと思います。

さて、今年も初トレーニングからフィニッシュまでの流れを作る事を意識したものを考えました。去年の最終戦はそこそこ得点が取れたものの、まだまだゴール前での落ち着きがなく、得点不足が問題となっています。
ということで、今回もポゼッションからフィニッシュまでのトレーニングを紹介します。



<目的>
・数的優位な状態でのボール保持から素早くボールを動かし、フィニッシュへの流れを作ること。

<ポイント>
・ボール回しは数的優位を活かせるように、広く深くポジションを取るようにする。
・グリッドには「居る」のではなく、「現れる」ようにする。

<オーガナイズ>
・ハーフコートを使い、5つの四角形を上図のように配置する。
  →この配置はチームの攻略したいエリアを意識させるようにする。我々の場合は、コーナーよりも少し手前のサイドの位置で起点を作りたいので上図のように配置
・4人組を3チーム

・1チームがDF、その他2チームがOF
・1本約5分程度(状況、レベルによって変化)


<説明>
・OF側はシュートをするために5つのグリッドのどれかを攻略しなければならない。
・また、パスはグリッドに入った辺とは別の辺から出て行かなければならない

<オプション>
・攻撃側が上手くボールを回せない場合は、フリーマンを1名増やす。
・人数が多く参加状況が悪い場合は、3人組もOK

2012年12月27日木曜日

4対2→3対2 ボールポゼッションからフィニッシュ

さて、今回は得点不足に悩んでいる我がチームのトレーニングです。
現在上位と勝ち点6差で5位につけているのですが、我々の総得点が、8位のチームのそれよりも低いというまさかの事態。スペインでは特に攻撃(得点)を求められるのでチームとしてはかなり苦しい状況。ゴール前でのシュートチャンスがあるにも拘らずシュートを打たないということで、ボール保持から攻撃に移り、ゴール前できっちりと決めきるという状況を作り出したトレーニングの紹介です。



<目的>
・数的優位な状態でのボール保持から素早くフィニッシュへの流れを作ること。

<ポイント>
・ボール回しは数的優位を活かせるように、広く深くポジションを取るようにする。
・攻撃に移った際は素早く手数、時間をかけずにシュートまで持っていく。

<オーガナイズ>
・ハーフコートを半分に区切り、ハーフライン寄りをロンドエリア、ゴールよりをアタックエリアとする。

<説明>
・ロンドエリアでは攻撃側は5本パスが通れば、アタックエリアに3名のみ侵入できる。
・守備側は攻撃側がアタックエリアに侵入後、ロンドエリアから1名だけアタックエリアに侵入できる。
・守備側はボール奪取で終了

<オプション>
・攻撃側が上手くボールを回せない場合は、フリーマンを1名増やす。
・アタックエリアでフィニッシュまで行かない場合は、守備側を1枚にする。



2012年12月11日火曜日

5対3→4対2 縦パスからサイドへの展開

今回もサイドへの展開がテーマですが、以前のものとは少し違い、FWに当ててからサイドへの展開を図るというものです。
このトレーニングは、アウェーの戦いで相手のピッチの横幅が狭い時に、そのままサイドを攻略してもすぐにスペースが埋まってしまうので、まず真ん中に当てて、相手の目線と身体の向きを動かした上で、サイドへ素早く展開し効率的にサイド攻撃をするために考えました。
とは言え、このトレーニングはどのピッチでも使える考え方なので、ご紹介させて頂きます。


<目的>
ボールを奪ったら素早くFWに当て、相手の視線を真ん中に集め、すぐに薄くなったサイドへ展開すること。

<ポイント>
・ ボールを奪った後に素早くFWに当て、そのタイミングで残りの選手は素早くサイドへ開くこと
・ パスを受けたサイドの選手ははDFが戻ってくる前に素早くセンタリングまで繋げる

<オーガナイズ>
・ハーフコートに1つのゴール
・ハーフライン辺りに大きな四角形を配置(少し大きめ)
・ペナルティーアーク前に小さな四角形を配置
・サイドに長方形のサイドの選手が目指す四角形を配置
<説明>
・ハーフライン辺りに大きな四角形内で、5:3のロンド。5は10本ボールを回せば1点を獲得。3は奪ったらすぐにFWへパス。その際、5は邪魔をしない。
・FWにパスをした選手は、FWからの落としをもらいにパス&ゴー。FWに当たったタイミングで、残りの2人はサイドへ向かって走りだす。
・落としをもらったMFは、サイドへ展開。ロンドでボールを奪われた選手はディフェンスをするためにゴール前に。
・サイドでボールを受けた選手は、相手のDFが戻ってくる前に素早くセンタリングを実行。

<オプション>
・センタリングの際の入り方を指定
・ロンドを奪った際にディフェンスを可能にする















2012年12月1日土曜日

6対3→4対3 サイドチェンジ+カウンター

さて、長い間サボり続けていたのでちょっと気合を入れて毎週UPを目指していきたいと思います。

さて、今回も守→攻の動きをメインの練習を書いていきたいと思います。
テーマは、ボール奪取後に逆サイドへ展開、そこからカウンターを仕掛けることです。



<目的>
・ボールを奪ったら素早く逆サイドの味方を見つけ展開し、相手の守備の薄い場所から素早くカウンターを仕掛ける


<ポイント>
・ ボールを奪った後に素早く逆サイドの味方を見つけ、展開すること
・ パスを受けたFWはDFが戻ってくる前に素早くシュートまで繋げる


<オーガナイズ>
・ハーフコートに1つのゴール
・ハーフライン手前両端に四角のグリッドを配置(少し大きめ)

<説明>
・3人組を4チーム作り、1チームは逆サイド、残りの3チームの内1チームが守備側、2チームが攻撃側で6:3のボール回しをする
・6:3の攻撃側は3タッチ以内でボールを回し、守備側はそのボールを奪いに行く
・ 守備側がボールを奪った瞬間に、逆サイドへ展開しカウンターを開始
・守備側の内1人が攻撃参加し、攻撃側の内1チーム(3人)がDFにまわり、4:3でのカウンターを実施

<オプション>
・6:3でが10本回すと1点など、ゲーム性を持たせる
・ボールの周りが良くない場合は、フリーマンを入れる


この練習の主目的はカウンターのトレーニングだが、同時に長い距離を走るのでフィジカルトレーニングも含んでいます。

2012年11月24日土曜日

2対1→1対2 状況の違う2つのカウンター+攻守の切替

サボりすぎですね。

新シーズンも始まり、先シーズン一緒に戦った選手が半分、新しい選手が半分のチーム構成で今シーズンを戦うことになりました。
基本的な戦術戦略は変わりがないものの、今年からは更に組織化することを意識して練習を構築していきます。

では、早速書いていきます。

今回は状況の違うカウンターの練習を攻守の切替を意識させながらのトレーニングを紹介したいと思います。今シーズンは去年よりもかなり実力が拮抗したリーグな上に、1学年上のチームもいるので、奪った後早く攻撃を仕掛けるトレーニングをメインに据えて相手の守備陣系が整う前に点を奪うことを目指します。

テーマは、数的優位な状況でのカウンターと、数的不利な状況でのカウンター(攻撃→守備の切替えを含む)です。


<目的>
・ゴール前での数的優位な状況を活かし、出来るだけ早くゴールをすること
・ 相手がプレッシャーを掛けてくる中、勢いを落とさずにゴールを冷静に決める

<ポイント>
・2:1の状況ではどうすれば早くシュートまで持っていけるか
・1:2になった瞬間にFWには攻撃の勢いをDFには攻守の切替えを要求する


<オーガナイズ>
・ハーフコートを使用(年齢によって調節)
・ゴールを2つ用意し、2チーム(橙+緑、青)に分ける

<説明>
・DF(橙)がコート中央にボールを蹴り、それをFW(青)二人が拾い2対1を開始
・FW(青)がシュート or DF(橙)がカットした瞬間にサイドに待機しているFW(緑)が逆のゴールに向けて出発
・FW(緑)が出発した瞬間に、FW(青)2人DFに変わりFW(緑)を後ろから追いかけながらの1対2を開始

<設定>
・特になし

<オプション>
・チーム別でゲーム形式にして点数を競い合うようにする
・FW(緑)のスタート位置をギリギリDFが届くか届かないかという場所に設定する
・2:1の強度が上がらない場合は秒数指定も可能


この練習の主目的はカウンターのトレーニングですが、同時に攻撃→守備の切替の習慣化も含んでいます。







2012年5月30日水曜日

ゴールキーパーからの展開 3:3+2

こんにちは、zakiです。
更新が一ヶ月以上ぶりになってしまいました。本当に習慣づけるのがヘタです。

さて、先々週にリーグ戦が終わり、我々はリーグで優勝を飾ることが出来ました。
そして今週からはウチのチームのセレクションが始まりました。色々なクラブから試験を受けに来ていて面白いですね。特に目に留まる選手もいて、この年代(8〜9歳)からそういった競争が始まっているかと思うと、ちょっとかわいそうな気もしますね。。。ただ本人たちは本気なのでいい選手を見極められるよう頑張りたいと思います。

さて、今週はリーグ戦も終わり、我々のチームの最大の課題を時間をかけて解決しようということで、GKからの展開についてのトレーニングを始めています。
というのも我々のGKは一学年したの子が入っており、考える力、フィード力という面においてかなりビハインドを持っていました。リーグ中にGKからの展開について練習はしてきたのですが、別に注力していた部分があったので、特別にそれに時間をさくと言うよりは、都度指摘していた程度でした。
それから1年が経ちGKも戦術を少し理解できる年頃になってきましたので、チャンピオンズトーナメントを勝ち上がるためにもここでテコ入れをしようということで、下記の練習を始めました。



<目的>
・GKがボールを保持した際、サイドの選手は開いてボールを受ける事の習慣付け
・数的優位でのボール保持

<オーガナイズ>
・上図のようにコートを6等分する
・フリーマンが2人
・選手のレベルに応じて広さを変える
(あくまでも目的はサイドの選手への習慣付けがメイン)

<説明>
・GKからスタートし、GKは必ずサイドのエリア(上図①)に手で投げなければならない
・ボールを受けたDFは3:1でボール回し
 →攻撃側:3パスをした後、相手エリア(上図②)に侵入できる権利を得る
 →守備側:ボール奪取後、自陣にボールを戻し、そこから3:1を再開
・ボールがエリア②に侵入したら、②のエリアで3:2
 →攻撃側:DFから1人だけエリア②への侵入が許され、3:2になりシュートまで持っていく
 →守備側:3:2で守備を行い、ボール奪取後3:1(ボール奪取後FW1人は自陣へ戻る)から始める

・フリーマンは自陣の中でしか動けない。

<設定>
・特になし
(サイドの選手への働きかけはきっちりと行う)

<オプション>
・ボールが簡単に回るようであればフリーマンを1人にして全てのコートを動けるようにしても良い


2012年4月17日火曜日

サイド攻撃の意識付け:4:4+2


こんにちは。zakiです。
スペインではリーガエスパニョーラも終盤になり、かなり面白い試合が多くなってきています。また、子供たちのリーグも勝ち点計算がされるようになってきており、この世代からそんなことを考えながら試合するのかと驚きを隠せません。


さて、今回ご紹介するのは『サイドへの展開』を意識させるトレーニングです。コレは日本にいる時も町田高ケ坂FCの子供たちに実践したものです。それを年齢と技術力を考慮して今の子供達用に再編成しました。
FW側にはゴールする前に必ずサイドの深い位置にボールを運ばなければならないように設計しており、サイドをいかに早く攻略し、ゴールを目指すかが目標となってきます。

このトレーニングは、ボールを奪取した際にスグにピッチを広く使い、サイドへボールを運ぶ事を自動化させるために行ったトレーニングです。
コレは我々の基本プレーモデルを強化する目的に作成しました。




<目的>
・ボール奪取後、すぐにサイドへの展開を意識付けすること
・ボール奪取後、どちらのサイドを攻撃するかチームとして判断すること


<オーガナイズ>
・50m×30mの少しい大きめのコート(目的は切替時のサイド攻撃の意識付けのため)
・ゴールを2つ+コートの四方に7m×7mの四角を設置
・3対3+2人のフリーマン


<説明>
・基本的には4:4+2のゲーム
→ボール奪取後、ゴールするには、必ず攻撃方向の両サイドにある四角にボールを運ばなければならない。


<設定>
・攻撃側は必ず攻撃方向の両サイドの四角にボールを運ばなければならない。
・フリーマンもゴール可能



<オプション>
・タッチ制限
・スリーマンの数
・自陣の四角にもボールを運ぶという条件もあり(ただその際は、トレーニング目的が変わることになる)