さて、今回は得点不足に悩んでいる我がチームのトレーニングです。
現在上位と勝ち点6差で5位につけているのですが、我々の総得点が、8位のチームのそれよりも低いというまさかの事態。スペインでは特に攻撃(得点)を求められるのでチームとしてはかなり苦しい状況。ゴール前でのシュートチャンスがあるにも拘らずシュートを打たないということで、ボール保持から攻撃に移り、ゴール前できっちりと決めきるという状況を作り出したトレーニングの紹介です。
<目的>
・数的優位な状態でのボール保持から素早くフィニッシュへの流れを作ること。
<ポイント>
・ボール回しは数的優位を活かせるように、広く深くポジションを取るようにする。
・攻撃に移った際は素早く手数、時間をかけずにシュートまで持っていく。
<オーガナイズ>
・ハーフコートを半分に区切り、ハーフライン寄りをロンドエリア、ゴールよりをアタックエリアとする。
<説明>
・ロンドエリアでは攻撃側は5本パスが通れば、アタックエリアに3名のみ侵入できる。
・守備側は攻撃側がアタックエリアに侵入後、ロンドエリアから1名だけアタックエリアに侵入できる。
・守備側はボール奪取で終了
<オプション>
・攻撃側が上手くボールを回せない場合は、フリーマンを1名増やす。
・アタックエリアでフィニッシュまで行かない場合は、守備側を1枚にする。
スペインはバレンシアでサッカーの監督をしているzakiが実践したトレーニングを公開するブログ。 (※各チームによって状況が違うので状況に合わせて設定等を変えて下さい。)
2012年12月27日木曜日
2012年12月11日火曜日
5対3→4対2 縦パスからサイドへの展開
今回もサイドへの展開がテーマですが、以前のものとは少し違い、FWに当ててからサイドへの展開を図るというものです。
このトレーニングは、アウェーの戦いで相手のピッチの横幅が狭い時に、そのままサイドを攻略してもすぐにスペースが埋まってしまうので、まず真ん中に当てて、相手の目線と身体の向きを動かした上で、サイドへ素早く展開し効率的にサイド攻撃をするために考えました。
とは言え、このトレーニングはどのピッチでも使える考え方なので、ご紹介させて頂きます。
<目的>
・ボールを奪ったら素早くFWに当て、相手の視線を真ん中に集め、すぐに薄くなったサイドへ展開すること。
<ポイント>
・ ボールを奪った後に素早くFWに当て、そのタイミングで残りの選手は素早くサイドへ開くこと
・ パスを受けたサイドの選手ははDFが戻ってくる前に素早くセンタリングまで繋げる
<オーガナイズ>
・ハーフコートに1つのゴール
・ハーフライン辺りに大きな四角形を配置(少し大きめ)
・ペナルティーアーク前に小さな四角形を配置
・サイドに長方形のサイドの選手が目指す四角形を配置
<説明>
・ハーフライン辺りに大きな四角形内で、5:3のロンド。5は10本ボールを回せば1点を獲得。3は奪ったらすぐにFWへパス。その際、5は邪魔をしない。
・FWにパスをした選手は、FWからの落としをもらいにパス&ゴー。FWに当たったタイミングで、残りの2人はサイドへ向かって走りだす。
・落としをもらったMFは、サイドへ展開。ロンドでボールを奪われた選手はディフェンスをするためにゴール前に。
・サイドでボールを受けた選手は、相手のDFが戻ってくる前に素早くセンタリングを実行。
・FWにパスをした選手は、FWからの落としをもらいにパス&ゴー。FWに当たったタイミングで、残りの2人はサイドへ向かって走りだす。
・落としをもらったMFは、サイドへ展開。ロンドでボールを奪われた選手はディフェンスをするためにゴール前に。
・サイドでボールを受けた選手は、相手のDFが戻ってくる前に素早くセンタリングを実行。
<オプション>
・センタリングの際の入り方を指定
・ロンドを奪った際にディフェンスを可能にする
2012年12月1日土曜日
6対3→4対3 サイドチェンジ+カウンター
さて、長い間サボり続けていたのでちょっと気合を入れて毎週UPを目指していきたいと思います。
さて、今回も守→攻の動きをメインの練習を書いていきたいと思います。
テーマは、ボール奪取後に逆サイドへ展開、そこからカウンターを仕掛けることです。
<目的>
・ボールを奪ったら素早く逆サイドの味方を見つけ展開し、相手の守備の薄い場所から素早くカウンターを仕掛ける
<ポイント>
・ ボールを奪った後に素早く逆サイドの味方を見つけ、展開すること
・ パスを受けたFWはDFが戻ってくる前に素早くシュートまで繋げる
<オーガナイズ>
・ハーフコートに1つのゴール
・ハーフライン手前両端に四角のグリッドを配置(少し大きめ)
<説明>
・3人組を4チーム作り、1チームは逆サイド、残りの3チームの内1チームが守備側、2チームが攻撃側で6:3のボール回しをする
・6:3の攻撃側は3タッチ以内でボールを回し、守備側はそのボールを奪いに行く
・ 守備側がボールを奪った瞬間に、逆サイドへ展開しカウンターを開始
・守備側の内1人が攻撃参加し、攻撃側の内1チーム(3人)がDFにまわり、4:3でのカウンターを実施
<オプション>
・6:3でが10本回すと1点など、ゲーム性を持たせる
・ボールの周りが良くない場合は、フリーマンを入れる
この練習の主目的はカウンターのトレーニングだが、同時に長い距離を走るのでフィジカルトレーニングも含んでいます。
登録:
投稿 (Atom)